作品が地震で割れたことをきっかけに、その破片を捨てるのではなく、割れたことをポジティブに捉えて、漆と組み合わせることで新たな作品へと展開せた作品。漆の木は、その表面に傷をつけるとその傷口から乳白色の樹液が滲み出てきて固まることで、その傷口を塞いでいく。本作では、陶磁器の割れ目を陶磁器の傷口と捉え、漆が傷口から染み出し傷口を塞いでいくようなイメージで制作した。
第9回菊池ビエンナーレ 会場風景
個展「やきもの×うるし」 会場風景
PAGE TOP